埼玉県環境科学国際センター機関リポジトリ(個別情報)
■ ID 574
■ 種類 学会発表
■ タイトル 産業廃棄物埋立層の安定化に与える覆土の透水係数の影響
■ 著者 朝倉宏    (独)国立環境研究所
遠藤和人    (独)国立環境研究所
山田正人    (独)国立環境研究所
井上雄三    (独)国立環境研究所
今井敏夫    太平洋セメント
小野雄策    埼玉県環境科学国際センター
渡辺洋一    埼玉県環境科学国際センター
   
   
   
   
■ 出版元 (社)廃棄物資源循環学会
■ 出版年 2006
■ 誌名・巻・号・年 第17回廃棄物学会研究発表会、平成18年11月21日
■ 抄録・要旨  最終処分場埋立層内の安定化促進手法として、覆土の透水性改善による層内への酸素と水分の供給向上の効果について実験的に検証した。  500mmφ×1900mmLの模擬埋立実験槽(ライシメータ)2基に建設混合廃棄物選別残渣40vol%、鉱滓20vol%、燃えがら20vol%、プラスチック(破砕資源化残渣)20vol%の混合物を充填した。覆土は透水係数を>10-2cm/s と10-4cm/sに調製したものを各1基に使用した。層内温度はセンサーとヒーターにより内部温度を検出して自動的に追跡加温して維持した。人口降雨として3日に1度14mm相当を散水した。発生ガスと溶出成分を分析して、2基の安定化傾向の差を比較した。  その結果、透水係数を>10-2cm/sに設定した場合には速やかに好気性分解が進行し、10-4cm/sの場合は、層内の保水量不足(低透水性による供給不足)による有機物分解の遅延が生じていることが示唆された。
■ キーワード *産業廃棄物, 埋立地, 地中処分, *廃棄物処分施設, *安定化, *透水係数, 水漏れ, 浸出液, 高分子廃棄物, スラグ, 灰, ライシメータ, 電気伝導率, 有機炭素, 酸素, 二酸化炭素

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